Bandcamp でアーティストごっこ

Steam のトレーディングカードを数セントという単位でちまちま売買しているうちに、ちまちまと小銭を稼ぐのは面白いなと思った。


なにかリアルで売れるものはないかと見まわすと、 DTM というほどのものではないものの、自作した音楽データがいくつかある。これを売って小銭にかえられないだろうか。いわば売れないアーティストごっこ。お金もうけはできないだろうが、売り上げに一喜一憂したり、大衆に迎合するか自分の内面を掘り下げるかで悩んだり、きっと面白いはずだ。


曲をお金にかえられるサービスとしては自分が使っている note がある。しかし最低 100 円は少し高いように感じる。また、現状で note の会員は少なく、カード情報なり、わざわざ登録してもらう必要がある。非会員はその時点で面倒になってやめるかもしれない。


Bandcamp は価格を自分で決められる。アルバムに組み込めばかなり安く販売でき(とはいえ彼らは安売りを推奨していないのだが…)、音楽好きの人たちがたくさん会員になっているから、買ってもらえる確率は高いと見ている。ただし note と違って自分の振込口座に Paypal を利用するので、お金を受けとれるようになるまでは本人確認など少し時間がかかる。まあ、そのハードルさえうまく超えたら、基本的に Bandcamp が有利だと思う。確認が終わるまでは note を使っておく。


売り方を考える。さっき「DTM というほどのものではない」と書いたように、自分の音楽のクオリティは低い。また、自分は知名度もないし交友関係も広くない。だから付加価値でおもしろいと思ってもらえるようなものを考える。そこでまずテクノっぽい音楽を作り、ドラムパートをミュートして、無料でアップロードした。

Rainy Response nonbeat無料



ノンビート・バージョンというのはベッドルームリスニングなどの需要ですでにあるが、これにドラムパートを追加したバージョンを有料で販売する。ドラムは DLC であり、この曲は F2P というわけだ。

Rainy Response (original edit) 100円
※画像をクリックすると note に飛びます
https://note.mu/ipastist/n/nd993d4a0c6b8


売り上げは現在のところ 2 件。ありがたいことだ。次は EMP (Electronic Music Project)として、ミニ・アルバムを販売するつもりだ。プロモーションというと大げさだが、自分が「仕掛けてやったぞ」と自己満足できるような仕掛けは考えてある。